最終話「夜明け」





昼下がりの時間、道ゆく人は仕事から一時解放され、これから午後の労働に備えるべく街へと繰り出す者

またはこの昼休み後に待っている相手先への営業活動などが憂鬱なのか、悲痛な表情で歩いている者。

この時間帯はそんな人間ばかりが歩いている

そして、ここには………


「みぎゃーーーーーーっ!!」

「こらみかん! 動かないでおとなしくしなさいってば!」

「みぎゃぅぅぅぅ〜〜〜〜っ!」


みかんと呼ばれている猫のブラッシングを皆様おなじみの女、葉月がやっているのだがそのやり方の荒いこと荒いこと…

とにかく葉月はめいっぱいに力を込めてブラシをみかんに当てるものだから、それがみかんのオレンジの毛並みでなく、肌に直に押しつけられる形となりみかんは絶叫をほとばしる

ブラッシングをしている当の葉月はそんなことに気付いていないのだから余計に性質(たち)が悪い

おかげでブラッシングをされている方のみかんはなんとか葉月のブラッシングから逃れようとあがくが、葉月は逃すまいとしっかりと抑えているために逃れることができない

店内でそんな喧騒騒ぎに迷惑そうな視線を向けるものの、店内には葉月以外一組の客しかいないことから店主睦月も敢えてなにも言わずにテレビに映っている昼のニュースを見つめている

いや、すでに葉月というキャラを知っているがらこそ何も言わないのだと言ったほうが正しいのだろう


「みっぎゃーーーーーー!!」


そしてみかんの絶叫だけが静かな店内に響くのであった



さて、店内にいる一組の客に目を向けて見よう…

そこには一際美人の女性、そしてその目の前には恋人か?一人のこれまたナイスガイな男が座っている

だがこれがカップルなどではないことは女性の隣に申し訳なさそうに座っている一人の少年の姿からなんとなく察せられる

そう、その女性は大槻優子。そして隣に座っている少年は大槻雄一。

元“砂異徒”ではあったが、それは轢き逃げ事故に遭った恋人のため藤堂圭輔が犯人であるであるという証拠を得るために単身もぐりこんでいたのだった

だがその勇気には心から敬意を表するが、細心の注意が足らなかったばかりに逆に砂異徒の連中に追われる羽目になってしまった

だが今の目の前の雄一の表情からは追われているという危機迫った緊迫感は見受けられず、実に晴れやかだった


「奈月さんの様子はどうだ?」

「はい。藤堂が捕まってからというもの、経過も順調で来週からはリハビリも始められるようです。これも水無月さんのおかげですね」


俺こと永倉水無月はその雄一の感謝の言葉にどこかくすぐったいものが感じられた

この日俺は大槻姉弟から呼び出されてやってきたわけだ


「永倉さん、この度は本当に弟がお世話になったようで…本当にご迷惑をおかけしました」


依頼人であり、姉の大槻優子は深々と頭を下げる


「い、いや…そんなに頭を下げなくても…」


元々美人に頭を下げられるのをあまり好まない俺にはこの場のやりように困った

そんな時に助け舟を出すかのように雄一が口を開く


「でもあの時水無月さん達が崩れて行く倉庫から出てくる時には本当に驚いたよ」

「……」

「なにしろいきなり爆音が連続して鳴り響いたかと思ったら、倉庫が崩れてその中から水無月さんが葉月さんと………藤堂を連れて出て来るんだもん」

「そうそう、私も雄一に言われて驚いたんですけど、どこも怪我とかはなかったのですか?」

「は…ハハハハ。 か、身体だけは商売上頑強にできていますから」


まさか本当のことを言えるわけもなく俺はそんなことをいって誤魔化す


「でも、2人も抱えてあの倉庫の中から出てくるなんて……あの時は別になんとも思わなかったけど、今になって落ちついて考えてみると不思議でしょうがないんですよ」


この話題からは逃れたいのだが、そんな俺の心情などかまうことなく雄一は口を開く

もっとも雄一にとっては未だに信じられなかった出来事であり、それを素直に口に出しているだけなのだろうが


「アレは〜……その、火事場の馬鹿力ってやつだ!」


まさか「俺は吸血鬼だからあんなことぐらい楽勝だ!」なんてことを堂々と言えるわけがない

ふとカウンターのほうを見ると、そこでは今の俺達の会話が聞こえていたのか2人と1匹が笑いをこらえている様子が見える

いい気なものだと俺は連中に内心毒づきながらも、あのときの状況が脳裏をよぎる

だが本当にあの時は危なかったかもしれない…

もしもう少し遅れていたらアウトのタイミングだったからだ…


……あの事件からはすでに3日が経っていた…


あの時藤堂圭輔が放ったグレネードは確実に並べられたドラム缶に向けられていた

俺も葉月も動くことはできずにまさに絶体絶命の危機(ピンチ)だった

おそらく葉月もあの時は覚悟ししたのかもしれない……あの時俺の腕をギュッと握り締めていたからな

だが天恵とはまさにあの時のような状況にふさわしいのかもしれない

グレネードが炸裂しようとしたまさにその瞬間、その直撃までの動きがスローに見えた

俺は一瞬死を覚悟したためにアドレナリンが異常分泌し全てがスローに見えているのだと錯覚していた

だがそれは錯覚などではなく、その証拠にそのときまで動かせなかった身体も動いたのだ

そう、丁度あの瞬間に陽は沈み、夜の俺の時間がやって来たというわけだ

そんなわけでグレネードが炸裂する瞬間に葉月を抱えて駆け出し、倉庫が崩れ崩れ落ちる前に藤堂さえ一緒にあの倉庫の中から助け出して間一髪の脱出劇を成功させたというわけである

まさに主人公冥利に尽きる展開であったことは言うまでもない


「だけどこれでようやく砂異徒の連中に追われることもなくなり、奈月の元へ見舞いに行ってやれるな」

「ええ……今まで見舞ってやることもできませんでしたから」


雄一は照れを隠すようにうつむき加減で述べる

その弟の表情を見て姉の優子も優しく微笑する

「…キレイだ」と、思わず言葉に出してしまいたい衝動を俺はなんとか抑える


「おい、水無月!」


せっかくいい雰囲気なのに睦月が突然語り掛けてきた


「なんだよっ!」


俺は不機嫌な表情で首だけ睦月のほうを向けて尋ねる

だが睦月は俺のそんな不機嫌さなどは一向に意に介さず、顎先をテレビに向ける


「県会議員、藤堂圭輔の父親が捕まったって今ニュースでやってるぜ」

「だろうな…」


砂異徒のリーダー藤堂圭輔の父親、藤堂隆造。その容疑は息子の持っていたグレネードランチャー所持に端を発し、グレネードランチャーの入手経路や、圭輔の起こした様々な犯罪行為の隠蔽工作、さらには買収、脅迫など様々だ

県議員という立場を利用してよくもこれほどの悪事を働けたと内心驚きを隠すことができない

強いて言えば、あの親にしてあの子ありといったところだろうか

更にそのニュースではその藤堂隆造が行った各種の隠蔽工作に荷担していた県警幹部数名の逮捕も報道されている

俺はその逮捕者リストに見知った名はないかと見通すが、神の名はやはりなく俺の心配も取り越し苦労だったようだ

その時店の入口に来店を告げる鐘がなる


「いらっしゃい」


睦月は店主らしい対応を見せるが、来店者は睦月の方を一瞥した後、店内をグルリと見渡した後、俺達のほうへと歩み寄ってくる

だが俺はその人物には気付かずに、雄一に語りかける


「それにしてもさっさと事件が片付いてよかったな。あのまま長引いてたら無能な県警の刑事がお前を逮捕してたかもしれないぜ」

「悪かったな、無能な刑事で…」

「い”っ……―!!」


いつのまにかそこには噂の当人が立っている

神奈川県警生活安全課の刑事神 英明。轢き逃げに遭った奈月の父親でもある

もちろん雄一はこのときが初対面で、奈月の父親だなどということはまだ知らない


「は…はは。 いつここに?」

「お前が俺の悪口を言い出したときからだ!」

「あっ、自分でも気付いてたんだ」

「なに!! ……まぁいいさ。今日の俺は機嫌がいい」


俺と神とのその様子に優子と達樹は固唾を飲んで見守っている

葉月、みかん、そして睦月も同様だ

神はそんな様子など気にせずにニヤッと口元を歪めると俺の隣の空いている席にドカッと座りこむ


「コーヒー」


そして睦月のほうを振り向いてただ一言告げるのであった


「おいおい、県警の刑事さんがこんなところで油売ってていいのかよ」

「今日はお前に聞きたいことがあったんでな」

「あ、あの水無月さん……こちらの方は?」

「ん、ああ…こちらは県警の刑事で神、神英明」

「……神?」


自分の付き合っている彼女と苗字が同じため、雄一はいぶかしげな表情をする

一方の神は資料を通してすでに雄一のことは知っているため、軽く一瞥し「よろしく」と一言言い放つ

雄一のほうもなんと言っていいのか分からないのか、「ど、どうも…」という返事しか返せなかった


俺は敢えて言う必要はなかろうと口には出さない


「で、今日は何の用だよ…」


俺は突然の神の来訪、おまけに弟付とはいえ目前の美人との一時を邪魔されたのだからその声にも不快の色が交じっていた

だが神はそんなことは気にするでもなく話し始める


「いやな、今回の件で身内からも何名か逮捕者が出た」

「そういやあんたの名前はなかったな」

「茶化すな」

「……」

「だがな、その発端となった藤堂圭輔の逮捕なんだが……やつは県警の玄関前に例の押収された資料と一緒に発見されたんだ」

「ほ〜、おもしろいこともあったもんだな」

「…………」


俺はまるで初めて聞いたような振りをしてみせる

だが実際は夜の間に藤堂宅にちょっとお邪魔して、夜の散歩に付き合ってもらっただけである

神は運ばれてきたコーヒーを口に運びながらジッと俺の表情を見据える

だが暫くして飲む手を止めて、フッと苦笑すると、


「まぁ、いいさ……お前には貸しもあったことだしな」

「あん?なんだよそれ」

「いや、こっちのことだ」

「そういやお前の娘…容態どうなんだよ?」

「ん、ああ……一昨日意識を回復して、幸い順調に回復している」

「へ〜…でも結構傷ついてるんじゃないか?」

「確かにな…… 今まで見舞いにも来ずに心配ばかりかけさせてたやつもいたようだからな」


神のその言葉に雄一はやっと目の前の人物が誰であるのかが分かった


「こ、この節はほ…本当にご迷惑をおかけして……」


よっぽど慌てていたのか、雄一は椅子から立ち上がる瞬間にテーブルの角に膝をぶつけ、その痛みに絶えながら言い放つ

俺も神もそんな雄一の様子がおかしかったのか、笑いを堪えるのに必死になる

姉の優子も同様で、その様子を見た雄一も自身に苦笑しながら頭を掻く


「ま、今後はちゃ〜んとこの鬼刑事の娘さんを誠心誠意見舞ってやるんだな」

「そうね。今までどこかの誰かさんが放っておいた分もね」

「み…水無月さん。姉さんまで……ひっでぇ〜な〜」


その様子を見た神も苦笑し、静かに席を立つ


「言うことは言ったし…じゃあ俺はそろそろ行くか」

「え? 結局あんた何しに来たんだよ?」

「こう見えても俺は何かと忙しいんだよ。 だが、そうだな…しいてあげればお前の顔を見に…だな」

「ウェッ…そういう趣味か?」

「ま、職業柄これからも顔を合わせることはあるとおもうからそん時はよろしくな」

「俺は警察は嫌いなんでね。できれば会いたくはないな」

「そういうな。警察がお前の思ってるばかりの人間ではないんだから」

「わぁ〜ってるよ、んなこたぁ」

「じゃあな!」


そのまま神は振り返ることなく店を後にしていった


「あ、じゃあ水無月さん…私達もこれで」

「え、もう帰るんですか?」


俺はちょっとガッカリした気分になる


「ええ…一応弟ともこれからのことも話していかなければならないので」

「水無月さん、今度奈月と一緒に遊びに行きますよ」

「ん、ああ…いつでも来ていいぜ! 彼女によろしくな」

「それじゃあ水無月さん…この度は本当にどうもありがとうございました」

「い、いやぁ〜」

「それでは失礼します」


そう言って大槻姉弟は会計を済ませて店を出ていった

一人残された俺は、最後に大槻優子にお礼を言われた時なんと返答をしていいのか俺はいつも迷っていたことを考える

俺は依頼された仕事をこなす、ただそれだけだ

まぁこうして美人とお知り合いになれるという特典は正直魅力ではある


「なに一人でにやけてんのよ!」


いきなり隣から声が聞こえてきたとおもったらいつのまにか葉月が現われていて俺の耳を引っ張る


「イデッ、イデデデ…ベ、別にたいしたことじゃ…」

「どうせさっきの大槻優子って女の人のことでも考えてたんでしょ!」

「バ、バカ。違っ―!」


口ではこう言うが図星である


「フンッ、どうなんだか」


そういって葉月はさっきまで優子が座っていた席に腰掛ける


「でもさ〜……あの時私ってばどうして助かったのか今でも不思議なのよね〜。なんで助かったのか、そしてどうして一瞬とはいえ私にあんなことができたんだろうかってね?」

「そ、そりゃ〜……」


俺はなんとかいいわけを探す

葉月が常人ばなれした、まるで夜の俺と同等の能力を持てるようになったわけ

それは俺自身にも何故あんなことが起こったのかわかっていない。運命の神の悪戯とでもいうのだろうか?

だが思い当たることといえばあの時俺は流れ出る自分の血を葉月に含ませていた。伝説では吸血鬼の血を飲んだものは吸血鬼の僕(しもべ)になるという一説がある

だがそんなものは人間が吸血鬼への好奇心を煽る創造の産物で、俺達吸血鬼一族にはそんなものは単なる迷信とされてきた

しかしあのような出来事が起こったのもまた事実であり、その原因となったのは……人間と吸血鬼の混血である俺の血のせいかもしれなかった

おそらくそれがあのような葉月の常人ばなれした能力を一瞬とはいえ発揮させることができたのだろう

……だが!!

そんなことを葉月に教えた日には、葉月はもう一度俺の血を飲ませろと騒ぎ立てるに違いない!

そんなことになればどっちが吸血鬼なんだかわかったものじゃない


「お、おそらくお前が人間ばなれした治癒能力と、火事場の馬鹿力でも発揮したんだろ」


俺はそう応えるが葉月は納得のいかない顔つきをしている。もちろん俺だってそんな説明で納得ができるわけがないのはわかっている

だが葉月は一言「ふ〜ん」と漏らすだけであった


「で、でさ…水無月」

「ん?」


突如葉月の顔がちょっと照れたように朱に染まる


「あの時言ったさ……私のこと妹っていうの………アレって………本当?」

「い、いやアレはだな…あの、その場のノリというかなんというか」


俺は葉月のおもわぬ質問にあたふたする

葉月に今言われて、そういえばそんなことを言ったという事実が急に俺を焦らせた


「ねぇーってば、水無月!」


葉月はその答えを期待して俺に返答を急かす


「い、いや…それはだな…」


俺は返答に窮する。あの時は傷のせいもあったし、なにより葉月は死んだと思ってしまっていた

今こうして冷静になってみるとあんなこと口が裂けても二度と言いたくはない

俺が返答に困っていると、葉月は俺の胸ポケットのメモ用紙に目を止めた


「ん?なにこれ?」


そしてヒョイッとそれを掴むとそれを広げ読み出す


「あっ!バカ、それは……返っ……―!!」


俺は慌てて取り戻そうとするがすでに遅かった


「あーーーっっ!! なによこの電話番号の山は!!」

「だ、だからそれはだな… そ、そう!依頼人の連絡先だ」

「って全部女の人の名前じゃないのよ! あーーーっ!!  それにしっかりとさっきの大槻優子さんの名前まで!!!」

「ま、まてっ!話せばわかる!!」

「もう怒ったわよ、水無月ぃぃーーーっ!」

「どわぁぁーーーっ!妹だったらこんなことしねーぞ!!」

「フンッ、どうせ私は"口やかましいお荷物"よっ!」

「げっ!! そ、そんなことまで覚えてるのか!?」

「問答無用ーーーっ!!」


そう言って葉月は飛びかかるなり俺の首筋に思いっきり噛みついた


「こら、やめろ!これじゃあ本当にどっちが吸血鬼だかわからん!! ぎぃ、島凵※買ミχδーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」


噛みつかれた俺の絶叫が昼下がりの客のいない喫茶店の店内に木霊する

睦月とみかんはこの様子を見、お互いに顔を合わせるや「やれやれ」と嘆くのであった



後書

ゼ、ゼハァーーー……や、やっと終わらせることができました(苦笑)
どうでしたかこれを読んでくださった奇特な読者なそこのあなた!思えば2000年元旦より連載したこの『Half Vampire』、前HP「寄生の御部屋」の閉鎖に伴って月刊更新という予定の歯車が狂ってしまい、それからはもう不定期な更新になってしまいましたが………

さて今回はこのHalf Vampireという登場作品が生まれるまでの経緯を……



1999年10月半ば 喫茶店で友人と…

俺「俺小説書くの今ちょっと好きなんだよね〜」
友「へ〜…どんなの書くの?」
俺「うん、やっぱズババババッドシュッとしたやつが書きたいんだよね!」
友「え、ドロドロドロ…ベチャッじゃないの?」
俺「あ、それもいいね!じゃあズゴゴゴゴゴ、ゴシュッ!っていう要素も加えなきゃ♪」
友「いや、それならアンギャーーーッって要素も捨て難いじゃん」
俺「でもズバババババッは外せないんだよ!」
友「是非ともドッヒューーーッンは加えてよ!」
俺「OK」

こうして構想(?)が固まり……



1999年12月クリスマス前 友人と電話で…

友人「スバババババッ。ドッヒューーーッンはどうなった?」
俺「ああ、あれはズッヒューーーーッン、ゴリゴリになったよ」
友人「え?じゃあドッチューーーッンは?」
俺「ないね〜…でも微妙にダッチャーーーーッンはあるよ」
友人「ええ〜、じゃあ今からでもドッヒャァァァーーーッの要素も入れてよ」
俺「OK!じゃあズバッヒャッーーーン、ドッチャーーーンゴロゴロで行くよ!」
友人「楽しみにしてるよ」


こうして『Half Vampire』は2000年元旦早々には
『ズンゴロドッチャーーーーーッン!』
となって公開されたのでありましたとさ(謎)

さって、どうも1年以上にもわたりHalf Vampireを見てくださってありがとうございました!人間と吸血鬼のハーフ、小悪魔な人間、喋る猫……いろいろ妖しい生き物が出てきましたが、このような生き物はひょっとしたらすでに存在しているのかもしれませんね……そう、あなたのすぐ身近に!(笑)
では執筆が決まれば第2章ででも……(書くとしたらTrace Eden と 炎蛇の章 を終わらせてからやろな……)
まぁ読みきりで「みかんのうららかな昼下がり」(仮)が出るかもしれませんが(爆)

では拝読感謝でした♪
そして挿画をくださったなつめゆかさん、どうもありがとうございました!

作成 2001年5月4日
改訂 2003年6月19日


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